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村上春樹『職業としての小説家』継続しての大切さを学ぶ|書籍レビュー

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村上春樹『職業としての小説家』

著者の村上春樹について

この本の著者である「村上春樹」さんについてご紹介します。

1949(昭和24)年、京都府生れ。早稲田大学文学部卒業。

1979年、『風の歌を聴け』でデビュー、群像新人文学賞受賞。主著に『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞受賞)、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『ノルウェイの森』、『アンダーグラウンド』、『スプートニクの恋人』、『神の子どもたちはみな踊る』、『海辺のカフカ』、『アフターダーク』など。『レイモンド・カーヴァー全集』、『心臓を貫かれて』、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』、『ロング・グッドバイ』など訳書も多数。 

 

この本のあらすじについて

「村上春樹」は小説家としてどう歩んで来たか―作家デビューから現在までの軌跡、長編小説の書き方や文章を書き続ける姿勢などを、著者自身が豊富な具体例とエピソードを交えて語り尽くす。文学賞についてオリジナリティーとは何か、学校について、海外で翻訳されること、河合隼雄氏との出会い…読者の心の壁に新しい窓を開け、新鮮な空気を吹き込んできた作家の稀有な一冊。

 

人気小説家 村上春樹の思考の一片が垣間見れる一冊

この本は、著者である村上春樹がデビューする前の逸話や小説を創作する時の手法、文学賞に対する自信の思いをエッセイという形で綴った作品です。
文章の語り口も、まるで著者が語りかけるように優しい語り口で綴られた言葉たちは、まるで本人が直接語り掛けている様にも感じるくらい、スラスラと読み進めることができる。
今では人気作家として注目されている著者であったが、その作品に対する期待や批評、文学賞に対する考え方など、著者自身の思考の一片が垣間見れる本です。

 

何を書くかより、どう書くか

この本の中で特に印象に残ったのが「文体」に対するこだわり。
英語の翻訳を行っていた著者ならではの視点だと感じると共に、作品に相応しい文体を見つけることが作品の良さを決める重要な要素であると改めて考えさせられた。
著書の中で特に面白かったのが「人称」に対する考察である。
著者は「僕」という一人称でしか書けなかったという。
「僕」という一人称からスタートして、二人称、三人称と著者の作品は広がりを見せていくというプロセスについても語られており、とても興味深い内容であった。

小説を書き続けることに対する著者の姿勢を垣間見れる本となっています。
興味のある方は、ぜひ読んでみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
Tomika

 

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